キャリア

前田裕二さんの「メモ力」&成功法則

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、前田裕二さんは動画配信サービス「SHOW ROOM」の社長です。SNSの次に時代を作るといわれているライブストリーミングサービスを使ってビジネスを行っています。

今回はその前田裕二社長が書いた今話題の本「メモの魔力」について紹介していきたいと思います。

前田裕二さんのプロフィール

1987年生まれ
2010年/早稲田大学政治経済学部卒業
外資系投資銀行UBS証券株式会社に入社。

幼いころから父親が不在で彼が8歳の時に母が他界。幼いころから恵まれた環境では育っておらず、親戚の家にお世話になる。小学生ながらも人に頼らずごはんが食べられるようにと駅前でギターの弾き語りをしてお金を稼ぎ、生活の足しにしていた。

こういった経歴がありながらも努力が報われる社会を作ることをモットーに現在まで第一線で活躍されている方です。

それでは本の内容を紹介していきたいと思います。

メモの使いかた

何故メモを取るのか?

人生のコンパスを持っているとは、自分の幸福の価値観を決めるという事。多くの人は自分がどうなったら幸せか、何を達成すれば幸せになるのかという事を十分に理解せずに、目先の利益だけを追い求めてしまうといっています。

CTRというのをご存知でしょうか。実は自分自身の「コンパス」を見つけるためにこのCTRというの概念が非常に役に立ちます。

CTRとはクリック率のことでツイッターとかで考えると、何人の人に見られたかというのが(インプレッション数)でそのうち何人に(クリックされたか)として計算した割合のことです。

これは前田さんが重宝する「メモ」の考え方と同じように考えることができます。


事実で得た情報を実際にやってみる。そこで得たビジネスのやり方など転用して成功しているんですね。

この最後のように情報を転用して有益なもの(自分の糧)にするには情報を2回クリックしてフィルターを開く必要があります。この時、情報を開く確率、CTRがどれほどの割合であるかという事が、それぞれの人の吸収率と同じように考えることができます。このフィルターを全開にして情報を受け入れることが成功するために秘訣だといいます。

前田祐二さんのメモの方法はノートを事実・抽象化・転用の三段階に分けることでその事実の法則性を導き出し、それを転用するまでの流れをしっくりと理解することができます。

こうすることですべての情報が自分の成長することへとつながります。

しかし、ここで大事なのは「自分の人生の軸がはっきりと決まっていること」。つまり、コンパスですね。自分が何を達成したいのか、どうすれば幸せになるのかを知らない状態では、前田さん風に言うと、敵がいないのに伝説の剣を手に入れた勇者になってしまうのです。

したがってまずは自己分析をして自分が達成したいのは何なのかを明確にすることです。例えば、私がブログを書いているのも自分は将来的に何をしていきたいのか、自分の適性とは何かというのを探るためにこのブログを書いて発信しています。

このようにまず自分とは何か、自分が求めていることはなにかというのが大切です。まずはメモをして整理して抽象化していくことが大切です。

自分の中の情報を分析→

人生の軸

外の情報を分析→

自分の行動を改善

夢をかなえる

という三つのプロセスを経て自己実現・成長をしていきましょう。

人を好きになる努力をする

これは「メモの魔力」ではなくもう一つの著書「人生の勝算」に書いてあることです。

初対面の人と何か一緒に企画を組んだり、継続的に働くようになるという経験はありますか。おそらく社会人になればあたりまえのことだとは思いますが。

前田裕二さんが外資系投資銀行にいたころの先輩で宇田川さんという方がいたそうです。その方はエースで圧倒的な成績を残している誰もが憧れる人物です。

その宇田川さんは会社のビルのフロントにいる受付嬢に毎日挨拶していたそうです。数多くいる社員さんの中で挨拶をしてくるのは彼一人だったそうで、利害関係のない人にまで「思いやり」のある姿をしていたのです。

前田裕二さんはその事実を聞き”この人には勝てない”と思ったそうです。それ以降、どんな人でもまずは自分から好きになる努力をすることを始めたそうです。

SHOWROOMのビジネスモデル

テレビとSHOWROOMも同じメディアであることは変わりありません。しかし、両者は似ているようで全く違う性質を持ったものなのです。

テレビはあくまでも受動的に、何かをしながら見ることが多いような気がします。食事をしながら、恋人としゃべりながら傍らついているというような印象でしょうか。

一方、SHOWROOMはまず能動的にその”仮想空間”に赴く必要があります。そして、自分自身が”アバター”となって参加している感覚を生み出す。そして、路上演奏のように参加者がギフトをあげて盛り上げることができるという最大の違いがあります。

コメントを投じて、ギフトをあげることで一緒にその空間を作り出していくというリアルな”体験”ができるようになっています。

このビジネスモデルですが、日本で昔から続いている、あるモノと一緒なのに気づきましたか?

それは「スナック」です。スナックとはいわゆる”ママ”が存在して常連の客が存在します。そして、お客さんはママとしゃべるという体験をしています。なんといっての不思議なのはよくよく、お客さんがお店を運営している風景が見られるという事です。

ママが「ちょっと買い物に行ってくるわ」となれば常連の客が洗い物をしたり、自らママのために何か注文したりという普通では考えられないような空間が広がっています。

前田裕二さんはこの空間に感銘を受け、現在のSHOWROOMの創造をしたそうです。

身近で古くからあたりまえのモノに着眼し、抽象化することで、それを転用していることがわかると思います。

まとめ・感想

高校生の頃、大学はとても楽しいと”聞かされて”現在大学生をしていますが、なにもぼーっとしていたら何も始まらないし起こらないという事を強く実感しています。

そして、将来的に自分のやりたいことは何なのかというコンパスを持たないまま何となく就職して給料が低い・休みが少ないなどと不満をぶちまけながら65歳まで働くんじゃないか、と考えている人があまりにも多すぎます。

一方で、30半ばで「このまままでいいんだろうか」といって、転職したり、起業したり….

遅すぎると感じませんか。若いころから色んなことに挑戦・経験して失敗して、自分の本当にやりたいことは何なのか見つける、「人生のコンパスを見つける」ことを重要視して普段からの行動を見つめなおしてみたいものです。